今日は梗概の〆切だー。
芸大を作るのだけれども、、、
美しいとは何かから始まった卒業研究制作。
どこに落ちていくのか全く分かっていない。
先生がガイドしてくれている。
不思議なものだ。自分では成すがままにやっていた研究。
前方は暗闇。右も左には明らかに関係の無い道。梗概を書いていると、きちんとガイドされていた。
何度と無く驚かされます。
自分では決めていくことができないこと。
難しい境界線。幅が狭まるのか、それは新たなスタートなのか。
繰り返されていくことで洗練されていくこと、身体、音楽、振付。
文章だってそう。好きな人へ書く手紙は何度と無く読み返し訂正する。
人と人の関係。不完全。意味を求めることが出来ない。完全停止。
造形的無作為な手法。不完全と衝突させる。導き。反復。洗練。
そういう手法って本当に感動する。
きっとガイドされていたから。
そんな途方も無いことばかりを考えていると、
急に料理がしたくなって、玉葱の微塵切りにカットトマトをオリーブオイルに大蒜と乾唐辛子を入れたフライパンに投入する。弱火でゆっくりと炒める。鶏肉を炒めて、アスパラとミックス。
調味料は塩だけ。
「悪くない。」
と思いながら村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を読み終える。
TSUTAYAに本を探しに行く。目的は村上春樹「IQ84」。
冒頭を少し読む。気がめいる。
あのロックミュージックのベスト版以上のサンプルとそこから沸いてくる機械的な作業は本を遠ざけた。
ただ村上春樹の言葉の表現は豊かでとても好きだ。また今度にしようと思い、
その前に軽く読んだ、小川糸「食堂かたつむり」を選んだ。
食堂かたつむり、、、田舎に帰って食堂を開店するお話し。振られたショックで声を失いながらも、一日にただ一人の人をもてなすことに喜びをもって厨房に立つ。
なんだかとても心が温まりそう。。。
食堂かたつむり、、、